カカシ「」
木々を渡りながら移動してる
途中にカカシ先生の声が
私を呼んだ。
「は、はい」
少し上ずったかな…?
私の返事から少し間が空いて
カカシ先生は私に言った。
カカシ「昨日、起きてたでしょ」
……?!
「な、な、何がですか?」
頭で考えるより動揺で
先に言葉が出てしまった。
先生はどのことを
言ってるの?
それに私が起きてるの
知ってて頬触ったり
肩にもたれたりしたの?
なんで?!
なんのために?!
一人で自問自答していると
カカシ先生からの
質問が投げ掛けられた。
カカシ「昨日のの質問返す。
は好きな奴いるの?」
…えっ ……私は
私は何て答えるべき…?
今ここでもう告白してしまう?
そしたら今後任務がし辛いだけ。
居ないって言ってしまう?
けど自分の気持ちに嘘吐きたくない。
どうしよう……
「好きな人は、居ます」
本心だけど核心には迫らない
曖昧な答えだけした。
カカシ「そうか〜、
は可愛いからな」
ぱっと先生の顔を見る。
へらっとした私の好きな笑顔が
何だか寂しそうに見えた。
私は進行方向に顔を
向き直した。
「先生、そんな冗談
やめてください」
私は笑顔を作ることすら
できなかった。
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