カカシ「…」
カカシ先生の声で目が覚めた。
私を呼んだような気がした。
もう朝??
目は開いたけど
まだ眠気で頭ははっきりしない。
周りを見れば外はまだ夜。
私と先生で囲んだ焚火も
すっかり消えて
煙が燻っている。
月明かりも今日は
三日月のようで
頼り無げだった。
ふと、私は右肩に重みを感じる。
右側は確か先生が居た方。
そっと右肩にある
重みに手を触れてみる。
一番に触れたのは髪の毛。
そこからゆっくり
下に指先を降ろしていく。
顔であるはずの場所は
ほぼ布で覆われている。
これは……、
先生の頭?
先生…私にもたれて寝てる。
えーっ…
やばい…っ
先生が私の肩に…
でも先生、私変な期待
しちゃうじゃん、
やめてよ……、
たまたま もたれちゃっただけ?
誤解生むようなこと
しないでよ……。
私はその答えも
はっきりしないまま、
そのまま眠りに落ちた。
→次