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私がカカシ先生に対して
意識し始めたのは
そのことがキッカケ。
先生は私を一人の生徒として
そう言ってくれた。
分かってる。
けど私はその日から
一人の先生、じゃなくて
一人の男の人として
カカシ先生を
意識するようになってしまった。
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カカシ「?」
はっ!
今度は私がぼーっとしてた。
「ぼーっとしてました」
カカシ先生はへらっと笑う。
私の大好きな笑顔だ。
カカシ「オレと一緒じゃないの」
一日中一緒で
寝るときも隣で
こんなの普通で居られるわけ
ないじゃない。
それなのにカカシ先生は
寒いなーなんて言いながら
なんにも私の気持ち
気づいてないんだから。
寝るときくらい
離れててもいいのに
私の隣に居て、
私が寝るまで
起きててくれる。
そんなことされて
諦めれるわけない。
私が先生の眼中にも
ないことなんて
知ってても……。
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